シンプルに親の役割とは
親の役割は、子供が不確実なものにチャレンジする時に、見守って、手助けしてあげることだと、私は思います。これを「安全基地」と呼ぶことにします。
これは「過保護」や「過干渉」とは違います。
過保護とは、子供が自由にチャレンジすることを認めずに、指示することです。また、絶対に失敗しないような環境に置くことです。
またせっかく何かをしたいと思っても、「そっちじゃなくて、こっち」と親の都合や趣味を押し付ける「過干渉」も問題です。
安全基地の役割とは、子供があくまで自主的に挑戦しようとすることを、後ろからそっと支えてあげることです。一番大事なのは、見守ってあげること。要は、よく見てはいるけど、口を出さないことです。
子どもにチャレンジさせたいなら、安全基地を与えることです。仮に自分の思うようなことをしなくても、口出ししない。失敗しても、怒らない。しっかりと関心を示し、何をしているか、何を考えているかは把握している。そのうえで、自分と考えが違っていても、口出しはしないことです。
裏を返せば、子供は安全基地がないと、挑戦することが出来ないのです。親がしっかり見ていてくれる、失敗しても助けてくれる。だから、挑戦することが出来るのです。
不幸にして、(最もひどい場合は虐待やネグレスト)この安全基地を持つことが出来ない子供は、親との関係がダメになります。また大人になってからも、非常に深刻な問題を起こす可能性があります。
安全基地がないため、チャレンジ出来ず、どうしても引っ込み思案になってしまう。そのため、他者とのコミュニケーションが円滑に進まず、生きづらさを感じてしまう。場合によっては、思春期になると、問題行動を起こしたり、極端な場合には、犯罪行為に走ってしまう可能性もあります。
子供の発達過程において、安全基地は非常に重要です。
考え方が柔軟で、新しいことにどんどんチャレンジ出来る人というのは、幼少期に親にあふれるほどの愛を受け、安全基地を持っています。そのため、しっかりした自分の考えや、ゆるぎない自信を持っているのです。
逆に、かたくなまでに今までのやり方を守ろうとしたり、新しいことに、チャレンジ出来ない人は、親に愛されたことが乏しく、実はこの安全基地がないのです。
安全基地を作る。親の役割は、もうこの1点と思ってもらってもいいかもしれません。
2026年02月08日 22:59