そろばんで「できた!」を増やす意味|成功体験と自信
私が子どものころ、そろばんで嬉しかったことの一つが、
友達より早く進級していくことでした。
小学3年生から始めて、級が一つずつ上がっていく。
昨日できなかった問題ができる。
また次の級へ進む。
周りの友達より速く進めると、やっぱり嬉しい。
そして最終的に珠算1級まで進みました。
当時、私の周りでは1級まで進む子はそれほど多くありませんでした。
だから、
「そろばんは自分の得意なことだ」
という自信はありました。
私は、何でも得意な子どもだったわけではありません。
むしろ友達を作ることは得意ではありませんでした。
でも勉強については、
「まあ、負けないだろう」
という感覚がありました。
一つでも、自分が自信を持てるものがある。
子どもにとって、それはとても大きなことだと思います。
だから練馬そろばん教室でも、大きな結果だけを褒めるつもりはありません。
60秒が55秒になった。
昨日できなかった問題ができた。
一つLEVELが上がった。
「いいね」
「やったね」
「速くなったね」
そんな小さな「できた!」を何度も作りたいと思っています。
そして今、私自身の子どももそろばんを習っています。
あるとき子どもが、
「筆算で解くより簡単」
と言いました。
その言葉を聞いて、私は改めて思いました。
子どものうちに暗算を身につけておけば、それはこの先ずっと使える大きな武器になる。
級そのものは、いつか必要なくなるかもしれません。
そろばんそのものも、いつか使わなくなるかもしれません。
でも、
「自分は計算ができる」
「数字は怖くない」
「やればできる」
という感覚は残ります。
そろばんで作りたい「できた!」は、級を一つ上げるためだけのものではありません。
その小さな成功を積み重ねて、
「自分には得意なものがある」
と思える子を増やしたい。
私は、それが次の挑戦へ進むための自信になると考えています。
2026年10月06日 09:59