46歳、そろばん教室を作ろうと思った|22年間探した「独立の種」
こう書くと、
「昔から先生になりたかったのですか?」
と思われるかもしれません。
実は、少し違います。
独立の種を探すために、会社へ入った
僕が日本政策金融公庫に入った理由の一つは、いつか自分で商売をするための「種」を見つけたかったからです。
これから独立する人と話せる。
すでに事業をしている経営者とも話せる。
そんな仕事なら、商売についてたくさん学べると思いました。
ところが現実は、成功した経営者に成功の秘訣をインタビューする仕事ではありません。
当たり前ですが、融資のために必要なことを聞き、決算書や申告書を読み、稟議書を作る。
目の前の仕事で精いっぱいでした。
それでも22年間、数え切れないほどの事業を見てきました。
そして不思議なことに、
「これを自分でもやりたい」
と心から思える商売には、なかなか出会えませんでした。
英語学童、学習塾、そしてそろばん
独立を具体的に考えるようになってからは、フランチャイズの窓口で資料請求をし、WEB面談もしました。
一番惹かれたのは、英語学童です。
自分の子どもも通っていました。
小さいころからネイティブの先生と接することは、国際感覚を身につけるうえでプラスになると思っていました。
月謝は月6万円ほど。
それでも、
「将来のためになるなら」
と、親として払っていました。
ただ、開業資金は約2,000万円。
失敗したら、後戻りできない。
融資の仕事で、多額の借金を抱えて身動きが取れなくなった経営者を何人も見てきた僕には、その重さがよく分かりました。
次に考えた学習塾も、長年カリキュラムを研究してきた大手がひしめく世界です。
「うちのほうがいい」
と親御さんに自信を持って言えるイメージが持てませんでした。
そして、そろばんに出会います。
昔ながらの教室が多く、WEBサイトやSNSを十分に活用していない教室もある。
授業そのものにも、まだ改良できる余地があるように見えました。
しかも、自分自身が経験者です。
商売として始まり、教育へつながっていく
正直に言えば、僕の出発点は、
「子どもたちのために教育者になりたい」
ではありません。
組織に頼らなくても生きていける、自分の商売を作りたい。
30歳くらいのころから、ずっとそう考えていました。
ただし、商売なら何でもいいわけでもありませんでした。
自分の子どもにも迷わず勧められること。
お金をいただくときに、
「これは、この子のためになる」
と自信を持てること。
22年間探して、ようやくその条件を満たすかもしれないものに出会いました。
それが、そろばんでした。
2027年の開業を目指します。
これは、46歳の会社員がゼロからそろばん教室を作っていく記録です。
2026年10月07日 18:58