そろばんは大人になっても役立つ?暗算が一生の財産になる理由
「そろばんって、大人になっても役立つの?」
「電卓やスマートフォンがある時代に、そろばんを習う意味はあるの?」
そんな疑問を持つ保護者の方もいると思います。
私は小学3年生からそろばんを習い、大人になってからも数字を扱う仕事をしてきました。
その経験から、はっきり言えることがあります。
そろばんは、子どもの頃だけの習い事ではありません。
ただし、私自身には、少し後悔もあるのです。
私は金融機関で長年、経営者の方々とお話しする仕事をしてきました。
もちろん、会社にそろばんを持っていったことはありません。
会議中にそろばんを机の上に置いて、パチパチとはじき始めたら、ちょっとおかしいですよね(笑)。
でも、暗算なら使えます。
頭の中で計算できれば、道具を持ち歩く必要はありません。
私は以前、経営者の方から「頭がキレますね」と言われたことがありました。
あれは嬉しかったですね。
もちろん、仕事で重要な数字を扱うときは、電卓やExcelで確認します。
それでも、数字を見て素早く計算できることは、仕事でも役立ってきました。
私は、暗算の本当の面白さを知らないまま大人になりました
実は、私には少し後悔があります。
子どもの頃、そろばんは大好きでした。
でも、暗算はおまけのような位置づけだったのです。
当時の私は、暗算を頭の中で筆算することだと思っていました。
「そんな計算、できるわけがない!」
そう感じていました。
ところが、大人になってからそろばんを再開し、頭の中に珠を思い浮かべて計算する珠算式暗算の仕組みを理解しました。
「ああ、こういうことだったのか!」
そう思いました。
子どもの頃から、この方法をしっかり練習していたら、もっと違う世界が見えていたかもしれません。
私は、そろばんのメリットを十分に享受できていなかったのだと思います。
頭のOSをアップグレードする感覚
私は、そろばんの暗算を身につけることを、頭のOSをアップグレードするようなものだと感じています。
もちろん、これは私自身の実感を表した比喩です。
水泳とそろばんの違い
私は、水泳も素晴らしい習い事だと思っています。
ただ、大人になってプールに行かなくなれば、泳ぐ機会は少なくなるかもしれません。
一方、数字は毎日の生活に登場します。
買い物。
仕事。
家計。
日常生活には、計算する機会がたくさんあります。
暗算ができれば、そのたびに使うことができます。
私は、ここにそろばんの大きな魅力があると思っています。
帰国子女の英語と同じように
私は、そろばんの暗算を、帰国子女が身につけた英語に似たものだと考えています。
一度身につけた力でも、使わなければ衰えることはあります。
でも、日常生活で使い続ければ、長く役立てられる可能性があります。
暗算も同じです。
買い物の合計金額を頭の中で計算する。
割引後の値段を考える。
ちょっとした数字を暗算する。
そんな日常の中で使えばいいのです。
特別な練習時間を設けなくても、暗算に触れる機会はあります。
そろばんは卒業しても、暗算は卒業しない。
私は、この言葉を大切にしています。
だからこそ、暗算を大切にする教室をつくりたい
私が準備している練馬そろばん教室では、珠算式暗算を大切にしたいと考えています。
まずは、そろばんの珠の動かし方をしっかり覚える。
繰り上がりや繰り下がりの計算ができるようになったら、簡単な暗算にも取り組む。
そして、少しずつできる計算を増やしていく。
もちろん、上達のペースには個人差があります。
全員が短期間で高度な暗算を身につけられるわけではありません。
それでも、できる限り多くの子どもたちに、頭の中で計算できる楽しさを知ってほしいのです。
まとめ|そろばんは、人生に残る習い事
そろばんを習うと、計算が速くなることがあります。
学校の算数に自信が持てる子もいるでしょう。
さらに、珠算式暗算を身につければ、大人になってからも日常生活で活用できます。
私は、子どもの頃にそろばんを習って、本当によかったと思っています。
そして、大人になってから、暗算をもっと練習しておけばよかったとも思っています。
だからこそ、これからそろばんを始める子どもたちには、両方の良さを知ってほしいのです。
そろばんで計算の楽しさを知り、暗算を人生の財産にする。
そんな教室をつくりたいと思っています。
2026年10月09日 12:19